20cmの板に、事前に小さな穴があけてあります。その数、なんと211個!
ふつうは釘位置を製図した用紙を板にのせて目打ちなどで穴をあけるところから始めるので、ここまで準備していただき助かりました。でも、もう一つ作りたいと思ったときには型紙があったほうがいいですね。
釘が山盛りです。
これまで打った釘の最高が48本のわたしにはビックリです。先生によると釘打ちには一時間くらいかかるでしょうとのことでしたが、一時間半かかりました。疲れたというより、きれいに打てず、めげました。ていねいに打ったつもりなのに・・・。
釘の間隔は、5mm程度です。端のほうは、釘と釘がくっついてしまい、糸がかけられるか心配しました。かけ方の説明を受け、いよいよスタートです。
迷いましたが、1番下を「牡丹(ぼたん)」、2番目は「一斤(いっこん)」、一番上を「空色(そらいろ)」にしました。かけ始めたら必死で、ここでやっと写真を撮っていないことに気づきました。
1時にスタートし、5時半頃やっと完成です。
先生に見ていただいたので大きな間違いはないと思いますが、1度で納得のいく出来にはなりません。もう一度挑戦したいところですが、こんなにすごい数の釘を打つ気力が出ません。次は、間隔をあけて釘の数を減らそう(笑)。
2本の釘の間に糸を渡すので、糸はどこも直線です。ところが曲線が描かれます。これが糸かけの不思議なところです。この曼荼羅の曲線はすっきりとした一重の線ですが、そうするには釘に糸を巻く向き(今回は時計回り)がポイントになります。反対回りにすると、二重になるそうです。先生も、いろいろやってみて分かったとおっしゃっていました。
糸のかけ方には正解も間違いもありません。人それぞれ、何を美しいと感じるかは違います。自分の手を動かして試行錯誤することが大切であり、それがまた楽しみなのでしょう。
最初にめげた釘打ちですが、少しでも楽にきれいに打てるようにと補助道具、若井産業のネイルガイドを使いました。手を打つこともなく、だいぶ楽ではありましたが、この道具は釘の高さは揃えられますが、垂直に打つ手助けにはなりません。だれか、簡単に釘打ちできる道具を発明してください!(笑)
ちょっと残念だったのは、先生の実物の見本を見られなかったことかな。
さて、忘れないうちに、復習しないとね。