重要なのは「発見=見る心」と「工夫=遊び心」
遊美塾とは、今や人気写真家となった西本喜美子さんが所属する写真教室です。
教室は熊本にありますが、今回、1日だけの特別講座が東京で開かれました。喜美子さんもいらっしゃいました。そして、息子の西本和民さんが写真について熱く語ってくださいました。
1日だけなので、あれもこれもと、いっぱいお話しくださいました。頭の中がパンパンです。ちゃんと理解できておらず、整理ができていませんが、書き出してみます。
いい写真とは
人に届く写真。
写真は自由。遊び心が大切。個性を伸ばす。
写真の3つの楽しみ
- 撮る楽しみ
- 作る楽しみ
- 見せる楽しみ
作るとは、フィルムなら現像。デジカメなら、パソコンでの画像処理。ここでプロとアマの違いが出る。
大切なのは、どう撮るか
「どこから撮るか」ではなく、「どう撮るか」
身近で写真遊びをして、1つの被写体を10種類撮ってみる。
上から撮る、下から撮る・・・5つまでは誰でもできるが6つ目以降は、豊かな発想がないと撮れない。
形容詞をつける
可愛い花を撮ろうとしたのに、撮った写真は単なる「花」の写真になってしまう。「可愛い」という形容詞をつけて声に出しながら撮ってみよう。自然と工夫が生まれる。
演出する
演出とは、伝わるように工夫すること。
空間で表現する(空気感)。メッセージ性を持たせる。
光
太陽(直射)と雲と反射の3つ。
テーブルの上で再現できる。
写真で伝える
表現は伝わりやすく。
見せ上手、伝え上手になる。
撮ったものを何かに使うと、見せ上手になる。
「夏の終わり」と「秋の始まり」ではイメージが異なる。
感情移入して意味を込める。
ものを伝える人は、意識してものを見る。
概念を取り払う
感性のドアを開ける。
どう撮るかへ脱皮する
こう撮りたいから、このレンズに。
自分が動かずに、望遠レンズをぐるぐる回すだけではダメ。どう撮りたいかを考える。
使うのは頭とレンズ
- 発見(演出)
- 露出
- 色
- ボケ
- 奥行き
露出と色はカメラの仕事。後処理が可能。
大事なのは、1と4、5。
1で使うのは頭。4、5はレンズの仕事。
頭で撮る。レンズが写真を決める。
アイディアの出し方
連想する。100個、書き出してみる。
身に付ける
頭に付けるだけではダメ。身に付ける。そのためには、とにかく実践する。
喜美子さん。とても可愛いおばあちゃん。どこにあのパワーが隠れているのでしょう。何かの取材が入っていて、こんなポーズをとっていました。
西本和民さん。ライティングして小物を撮影中。
遊美塾
▼東京校第1回講座(3月開講)▼