第10回「タムロン鉄道風景コンテスト」の開催を記念して行われたトークショーに、めでたく当選。大宮の「てっぱく」こと、鉄道博物館へ行ってきました。
役目を終えた電車たち
トークショーは15時30分からですが、13時から入場できました。
いっぱいの思い出を詰め込んだ電車が、今は静かに、来館者を迎えてくれます。
少し早めに行って、電車が運んだたくさんの人と時の流れに思いをはせ、しみじみと楽しいひと時を過ごしてきました。
鉄道写真トークショー
てっぱくの北の端にあるホールで行われました。
こんな素敵な乗車券をいただきました。
そして、トークショーの終わりには、この切符に広田さんが直々にハサミを入れてくださいました。
タムロン鉄道風景コンテストの審査員でもある、写真家・広田尚敬さん、フォトライター・矢野直美さん、そしてフォトエディター・板見浩史さんによる豪華なトークショーが始まります。
過去10年分のグランプリ作品を鑑賞しながら、鉄道写真の魅力についてお話しくださいました。
今年の入賞作品です。受賞された3人の方が会場にいらしていました。
モデルは妹さんだそうです。
200回以上シャッターを切って、合成したそうです。星の流れと鉄橋が平行になっています。南の空だそうで、星座の知識も豊富な方です。
どちらも、その時、人の目には見えていない、写真ならではの景色です。考え抜かれた構成力が素晴らしいとのお話もありました。
そして、こちらは廃線になった駅です。おじいさん、おばあさんと一緒にこの駅を訪ねたそです。
わたしは、この叙情的な写真が一番好きでした。
最後に広田さんから、歩いて行くことが大切だという話がありました。歩くと、体だけでなく頭も動く、それによって、いろんなことに気づき、見えるようになるそうです。
また、事前に考える構成力も大切だけれど、その場へ行ったら、頭をカラにして無心になって、その場の空気を感じることが大切だいうお話もありました。
撮る前に考える構成力と、その場で感じる心。大切にしたいと思います。