<読書>『猫は、うれしかったことしか覚えていない』石黒由紀子著 幻冬社

人間の目には日々気ままに楽しく暮らしているように見える猫。そんなふうに生きたいと思うことは、誰にでもあるでしょう。僕たちにだって大変なことはあるんだよと怒られるかもしれませんが、猫の本能がちょっと羨ましい。本のタイトルに惹かれて図書館で借りてきました。

一部、引用します。

同じことの繰り返しのようですが、少しずつ、すべてが違います。穏やかすぎて退屈に思うこともありますが、猫にとって一番いいことは「何も起こらないこと」です。 128ページ

新しい朝を迎えて「おはよう」と声をかけあえるのが、どんなに有り難いことか。コウハイ(※本に出てくる猫の名前)のように何事も心から楽しみ、今日在ること、当たり前の毎日が続くことに感謝して暮らさなくては。 205ページ

著者の石黒さんは、こんなことも書いています。

猫は、ただ目の前の人や環境や、出来事をすとんと自分の中に受け入れているだけ。160ページ

猫は、暇と遊ぶために生きているのかもしれません。 173ページ

猫を見習って、自分の気になることにだけ集中して、嫌なことは忘れて楽しく暮らしましょう!

ねこ

石黒由紀子著『猫は、うれしかったことしか覚えていない』幻冬社
https://www.gentosha.co.jp/book/b10967.html

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