前回の投稿で書いた、モノクロプリントする際のプリンターのカラー設定について実験してみました。
(下の写真はプリントをスキャンしたものです。クリックで拡大します。)
左:カラー設定をモノクロ写真(初期設定の硬調)にして、FRUBOのごく普通タイプの半光沢紙にプリント
中央:カラー設定をモノクロ写真(初期設定の硬調)にして、イルフォードの高級紙(COTTON ARTIST TEXTURED)にプリント
右:カラー設定をカラーのまま、イルフォードの高級紙(COTTON ARTIST TEXTURED)にプリント
左と中央は同じ設定でプリントしているので色の違いは紙質によるものです。
中央と右は同じ紙なので、これが今回の実験の目的であるプリンターのカラー設定によって違いがあるかどうかという検証になります。右は、青みがかっています。このプリントだけを見れば、ふつうに黒いと感じますが、比較すると違いがあることがはっきりわかりました。
日芸の先生は、黒といっても、カラーインクを混ぜ合わせて黒を表現しているので、設定はカラーのままではなくモノクロ写真にするようにと言っていました。深い理由はわかりませんが、とにかく色の違いがあることはわかったので、今回の実験はここまでとします。