まちしるべ81庚申神社(川端)

おっと、通り過ぎてしまいそうでした。

庚申神社(川端)

案内板はありません。

庚申神社(川端)

そもそも庚申って何?郷土資料館にわかりやすい資料がありました。
https://www.town.miyashiro.lg.jp/cmsfiles/contents/0000002/2469/koushintounituite.pdf

資料によると、
庚申信仰とは「人間の身体には三匹の虫(三尸さんし)がいて、これらの虫が 庚申 (こうしん)の日に人の寝ている間に体内から抜け出て、そのひとの罪過を天帝に告げて災いを及ぼすので、その晩は寝ないで過ごす」というものです。このため人々は庚申講という組織をつくり、一晩中語り明かしながら起きていました。これを「庚申待」といいます。

こうした信仰は、平安時代に貴族の間で始まり、鎌倉時代には武士も行うようになり、その後しだいに庶民の間に広まり、江戸時代には講中による石塔が各地で盛んに建てられ、宮代町内には庚申塔が110基余りあるとのことです。

庚申神社

青面金剛(しょうめんこんごう)像を立体的に彫ったものだけでなく、「庚申塔」「青面金剛」などと文字だけを刻んだ塔もあり、川端のものは後者です。台石には三猿が彫られています。

庚申神社

行ってみたい人は

まちしるべに関する宮代町の説明資料

宮代町では文化財案内板(資料館屋外展示説明板を除く)を町内 113 か所で設置 する予定です。現在、42 か所(ふるさと歩道を含む)に設置されていますが、修理 や改築を計画している所もありますので再整備が終了したのは 37 か所です。

宮代町郷土資料館の資料(平成29年7月15日)より引用

文化財案内板位置図
http://www.town.miyashiro.lg.jp/cmsfiles/contents/0000007/7286/annai.pdf

まちしるべ雑感(11)

科学が進歩して人間が全能であるかのように勘違いしている令和のわれわれ。謙虚になって、命のはかなさ、それゆえの尊さ、人はひとりでは生きていけないことを今一度しっかりと思い起こさなければいけない時かもしれません。

<まちしるべ巡り 一覧>
https://www.74photo.com/happybox/category/today/machishirube/

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