曇り空でしたが雨が降るのは午後からとの予報だったので久しぶりに「まちしるべ」巡りに出かけました。女躰宮(にょたいぐう)は、東武動物公園駅のすぐ近くにあります。
画像を拡大してお読みください。とても悲しいお話です。

宮代町デジタル郷土資料によると
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/1144205100
その昔、京都で学問を教え厚い信頼を受けていた蓮谷の鈴木家の先祖の一人は、三条家の姫君と恋仲になった。しかし、結ばれぬものとある日突然京都を発ち当地へ戻って来てしまった。姫君ははるばる京都から後を慕ってやって来た。ところが途中何者かに襲われ、当家に実家から持ってきた家紋入りの器を置いて、近くの池に身を投じてしまった。家人や近くの人達はいかにも姫君を哀れに思い、池のほとりに「女躰宮」を祀って姫の霊を弔った。(『みやしろ風土記』)
鳥居が正面にありません。ん? まわりにフェンスが立っています。

こんな張り紙も…?

すみません。気づかぬふりをして中に入ってお参りしました。

ふと振り返ると…

鳥居は建立されたばかりのようです。もしかして、まだ工事中?
ネットで調べたところ、
杉戸タクシーさんのホームページに以前の鳥居の様子が載っていました。
女躰宮のとなりは「みやしろ中央公園」になっています。この日も保育園児がたくさん遊びに来ていました。姫様も喜んでいることでしょう。

行ってみたい人は
Googleマップでも、過去の女躰宮の鳥居が見られます。
まちしるべに関する宮代町の説明資料
宮代町では文化財案内板(資料館屋外展示説明板を除く)を町内 113 か所で設置 する予定です。現在、42 か所(ふるさと歩道を含む)に設置されていますが、修理 や改築を計画している所もありますので再整備が終了したのは 37 か所です。
宮代町郷土資料館の資料(平成29年7月15日)より引用
文化財案内板位置図
http://www.town.miyashiro.lg.jp/cmsfiles/contents/0000007/7286/annai.pdf
まちしるべ雑感(16)
姫君の伝説はよくありそうな話ではありますが、身近な場所の伝説は過去に思いを馳せるきっかけとなります。
<まちしるべ巡り 一覧>
https://www.74photo.com/happybox/category/today/machishirube/