ひたすら縄文遺跡をめぐる濃いツアーで、そのほかはどこにも寄りません(笑)。2日目の出発は8時半。少し余裕があったので、宿泊先のホテルからすぐの諏訪湖へ行ってみました。
尖石縄文考古館
2日目、最初に行ったのは特別史跡に指定されている尖石遺跡です。
いよいよ縄文のビーナス、そして仮面の女神との対面です。
右手をビーナスの脇の下に入れ、足元を左手で支えると、ちょうど落ち着くといって、手に持った時の様子を話してくれました。重さは約2.1kgだそうです。
完全な形のまま埋葬された状態で出土しました。
仮面の女神は、墓と考えられる穴から副葬された状態で出土しました。
その様子が再現されています。
お土産に買ったビーナスと仮面(笑)。実際の土偶は発見された場所も違い、対でもありません。
尖石縄文考古館には、もちろんたくさんの土器が展示されていますが、私は、この土器の細く優雅な形に惹かれました。
与助尾根遺跡復元住居
尖石縄文考古館の隣にある復元住居を見学しました。
落ちていた栗とドングリを拾って、5000年前に想いを馳せます(笑)。
中ッ原遺跡
次は、仮面の女神が出土した中ッ原遺跡へと向かいました。
残念ながら、冬季は保全のため公開されていません。
どこへ行っても、青空と美しい山並みが広がります。
池の平ホテルで昼食
2日目は、池の平ホテルで、またまた豪華な昼食をいただきました。写真を撮るのを忘れ、蕎麦だけですが。
ホテルの隣のゲレンデではスキーを楽しむ人たちが。
2日間ご案内いただいたバスも記念撮影。
黒曜石体験ミュージアム
石器の材料として利用された黒曜石を求めてたくさんの人たちがここ、鷹山の地に集まり、遠い道のりを経て日本中へと運ばれていきました。
縄文人になったつもりで、コツコツと黒曜石を割り、お土産として持ち帰れるようキーホルダーに加工。ツアー最後は、楽しい体験となりました。
雪が残る中、ミュージアム前の木々の蕾はふっくらと膨らんでいます。
美しい自然の中で、ご案内くださった皆様から縄文文化に対する熱いお話を聞き、5000年前の実物を自分の目で見るという素晴らしい機会を得て、縄文の精神世界に触れ、残りの人生を心豊かに生きたいと、大げさですが、本当にそう思えた旅でした。