べったら漬けは好物ですが「べったら市」へ行ったことがありません。ツアーのタイトルに惹かれ申し込んだところ、めだたく当選して参加できることになりました。
https://www.chuo-kanko.or.jp/?p=we-page-townwalk
初めて、べったら市へ
集合が人形町駅だったので、てっきり「べったら市」は人形町で開かれているものと思い込んでいました。人形町界隈を回ったあと、だんだんと人形町から離れていくので、また戻るのかと思いながら案内の人についていったところ、そもそもわたしが勘違いをしていて、べったら市は日本橋に近いところでやっていました。
新高屋さんのホームページにも「日本橋べったら市」とあります。案内していただけるまち歩きツアーとはいっても、少しは下調べしないといけませんね。
江戸中期の中ごろから、宝田恵比寿神社(東京都中央区日本橋)の門前で10月20日の恵比寿講(商家で恵比須をまつり、親類・知人を招いて祝う行事)にお供えするため、前日の19日に市が立ち魚や野菜、神棚などが売られるようになったのがその起源です。
新高屋ホームページ http://www.niitakaya.co.jp/bettara-ichi/index.html
人形町のまち歩きでだいぶ疲れたあとに、やっとべったら市に着きました。方向音痴のわたしとしては、ここはどこ?状態です(笑)。それにしてもすごい混雑です。
人形町方面から行ったので、椙森神社(すぎのもりじんじゃ)の境内から入っていくことになりました。
青い旗を持っているのが、今回の案内をしてくださった方です。たくさんの店が出ていますが、買うのは解散してからにしてくださいと言われ、べったら漬けを試食することさえかないません。
1本道ではなく路地になっているので、ただただはぐれないように歩くのみで写真を撮る余裕はありません。
こんな感じです。
http://www.niitakaya.co.jp/news/images/news_131015_b.pdf
こうして地図を見ると、解散後にもう一度ゑびす通り参道をとおって小伝馬町方面へ出ればよかったのですが、なんとその時、スマホのバッテリーが切れていて、自分のいる場所がまったくわかりませんでした(笑)。
小津和紙さんの前で解散となりましたが、お土産にべったら漬けを買うという使命を果たさなければなりません。案内人の方のオススメもあった新高屋さんの店が幸い昭和通りにわりと近いところにあったので、皮付きのべったらと赤カブのべったら、キムチのべったらを無事に買うことができました。3000円ちょっと。けっこういいお値段ですが、どれも美味しくいただきました。
人形町ぶらり
わたしはべったら漬けを買うのが主な目的で参加しましたが、このツアーは中央区観光協会主催で、今なお江戸・明治の香りを残す人形町をご案内いただくというものでした。
時間が前後しますが、べったら市へ行く前に回ったのは
牡蠣殻銀座跡→甘酒横丁→谷崎潤一郎生誕の地→小網神社→西郷隆盛屋敷跡→芸者新道→大観音寺→玄治店跡→境町・葺屋町芝居町跡
集合したのは人形町駅A2出口、親子丼で有名な「玉ひで」さんのそばでした。相変わらずの行列ですが、その手前の店にも惹かれます。案内の方によると休日は営業していない店が多いそうで、この日もシャッターがしまっていて残念でしたが、「快生軒」さんは創業大正8年、その隣の「来福亭」さんは西洋料理店とは思えぬ佇まいです。いつかそのうちにと言わず、すぐにでも行かないといけませんね。
45年って、昭和じゃないですよ、明治45年です。
こちらも閉まっていたので入口のメニューを。案内の方が、ここが一番美味しいと言っていましたよ。迷いますねぇ・・・(笑)。
羊羹を作っていた店はもうないそうで、本当に幻となってしまったんですね。まち歩きイコール食べ歩きのわたしは、谷崎潤一郎より羊羹に想いを馳せてしまいます。
日本橋七福神(弁財天、福禄寿)のひとつ、小網神社。
境内の「銭洗いの井」でじゃぶじゃぶ・・・。財運を授かること間違いなし!
大観音寺(おおかんのんじ)です。本堂は2階にあります。
その2階から下の路地を見ると、昔ながらの家屋を活かした料亭が軒を連ね、下町の風情が感じられます。
階段を降りると、もうすぐそこが人形町駅です。
甘酒も飲みたかったし、たい焼きも買いたかった。話の種に「玉ひで」も行ってみたい。次は食べ歩きツアーにしよう(笑)。もちろん撮影ももっとしたいな。