小澤太一先生の「撮らないゼミ」ゲネプロではなく本番に参加しました

撮影会なのに撮らないとは

ガンレフ主催、小澤太一先生の「撮らないゼミ」に参加しました。

撮らないゼミ

撮らないとは、「安易に」撮らないと言う意味です。

このゼミでは、「あら、いいシーン!」というものを見つけたら、まず出来上がりのイメージを事細かくメモ帳に書き留めます。そのあとで、イメージに近づくように、思っていたものが全部写るように、よく考えて撮ります。

※じつは、8月20日(土)に、「GANREF被写体別ワークショップ 小澤太一先生の”撮らない”ゼミ ゲネプロ版」というものが開催されましたが、この時は応募者多数で抽選となり参加できませんでした。

わたしのイメージノート

小澤先生は、そのメモ帳のことを「イメージノート」と名付けました。

イメージノート

ガンレフさんから、こんな素敵なノートと鉛筆をいただきました。

参加者は8名。まずはみんなで千駄木へと移動しました。実践練習の場所は谷根千です。

最初に見つけたポイントで、わたしは次のように書きました。
・昭和な景色
・ノスタルジー
・穏やか
・平和
・ていねいな暮らし
・暖かさ

そして、撮ったのは、この写真です。

撮らないゼミ

さて、イメージノートの効果はあったか?写真は変わったか?

そうすぐに変化を感じられるものではありません。「今日、いい写真を撮って持ち帰るのが目的ではない」と小澤先生もおっしゃっていました。

そうそう、大事なことを書き忘れていました。イメージノートには、絶対に後から書き加えてはいけません!

今日撮った写真、あれこれ

おっと、イメージノートに書かずに撮ってしまった(笑)

谷根千に行く前に、神保町界隈で練習をしました。

本屋さんの前で別の被写体を狙っていましたが、かわいい子供たちが来たので、イメージノートに何も書かず、いつものように瞬間的にシャッターを押してしまいました。

撮らないゼミ

まず街歩きを楽しむのが、わたしのモットー

江戸千代紙の店「いせ辰」さんで来年の日めくりカレンダーを買い、この後、大きな荷物を持ったままの撮影となりました。

街スナップの極意は街を楽しむことだと思っているので、わたしにとって買い物は外せません。

でも、買った後にちゃんとメモを取り、写真もこのとおり撮りましたよ。

イメージノート
・招福 ・干支 ・正月 ・平和 ・かわいい ・楽しい ・和風 ・下町

撮らないゼミ

猫、坂、そして人

情報を排除した写真というのもありますが、わたしは撮影会に行くと、そこでしか撮れない、その場所がわかる写真を撮りたくなります。

猫の看板、坂、人。ちょっと欲張って、一番撮りたいものは何か?がはっきりせず、ピント位置があやふやです。でも、全体の雰囲気が好きなので、ひとつには決められません。

イメージノート
・ねこ ・かわいい ・奇妙 ・坂 ・楽しい ・谷中 ・憩い ・郷愁

撮らないゼミ

谷中のシンボル、ヒマラヤ杉

好きな場所ですが、写真にするのは難しい。人が暮らしている場所ですから、周りにはごちゃごちゃしたものがいっぱいあります。写真に写らないように引き算したのがいけなかったかもしれません。

イメージノート
・なつかしい ・大切なもの ・平穏 ・日常 ・レトロ ・日本 ・幸せ

次に行くときに、このイメージノートを思い出して撮ってみることにします。

撮らないゼミ

まとめ

脱力お散歩写真をめざすわたしの場合、写真を極めようという気持ちはありません。でも、何事も、できることが増えれば楽しみは増します。

写真の幅を広げたいと強く思った1日でした。

そして、小澤先生からは「きっとこの経験がいつか生きてきますよ・・・」という言葉をいただきました。

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