吉住志穂先生のオリンパスデジタルカレッジ「多重露出の撮り方講座~お花編~」を受講しました
オリンパスカメラで撮る多重露出の方法
- 撮影時多重
- 再生画+多重
- 画像合成
以上の3種類があります。
ざっくり説明します。
1.撮影時多重
多重露出の設定をした後、ふつうに1枚撮ります。液晶にうっすらと写った1枚目の画像を見ながら、それに合わせて2枚目の画像を撮影して重ねます。
フィルムカメラには液晶はありませんが、これは昔からある多重露出の方法です。
2.再生画+多重
多重露出の設定をせず、ふつうに1枚撮ります。ただし、RAWで撮っておかなければなりません。その後、多重露出の設定をして、事前に撮っておいたRAW画像を液晶でうっすら見ながら2枚目を撮影して重ねます。
同じ機種のカメラなら、ず〜っと前に撮ったRAW画像とも重ねることができます。
3.画像合成
事前に撮っておいたRAW画像どうしをカメラの機能を使って重ねます。パソコンを使わずに、カメラ内で合成ができるというすぐれものです。
一番難しいのは、1の方法だと思います。2、3の方法も組み合わせのセンスを問われるので、1とは別の意味で難しいかもしれませんが、写真撮影本来の醍醐味は1の方法でしょう。
涼しい室内で、いざ実習
講師は、吉住志穂先生です。
カメラの操作説明の後は、室内での練習となりました。ガーベラやヒマワリなど生の花に加え、造花や雑貨も用意されていました。また、重ねる際の背景にする色鉛筆やビー玉などもありました。
今回の実習では、主に、3の画像合成をやりました。
きれいな背景が作れる素材を用意しておけば、比較的容易に絵になります。
色鉛筆と楽譜とガーベラ
- まず、複数本の色鉛筆並べて、色鉛筆だとわからないほどぼかして撮ります。
- 楽譜を撮ります。
- その2枚をカメラ内で合成します。
- ガーベラを黒バックで撮ります。
- 3の合成画像(色鉛筆と楽譜)と、4のガーベラをカメラ内で合成します。
ここでのポイントは、ガーベラを黒バックで撮っておくことです。露光していない黒い部分に、もう一つの画像が写り込むからです。
グラスとビー玉
- グラスの後ろから光を当て、グラスがシルエットになるように撮ります。
- ビー玉を、ビー玉だとわからないくらいぼかして撮ります。
- 1と2を、カメラ内で合成します。
- 3の合成画像はRAWファイルなので、カメラ内で、さらにアートフィルターをかけることができます。
ここでのポイントは、グラスをシルエットに撮っておくことです。
暑い季節には、室内で遊べるので楽しいかもしれませんね。