スマホ写真展を見に、御茶ノ水へ
御茶ノ水駅が変わったと聞いていたので、さぞやきれいになったのだろうと行ってみたら、ホーム内はごちゃごちゃのままでした。まだ工事中なんですね。
むかしむかし利用していた聖橋口が50mほど御茶ノ水橋方向に移動していました。
聖橋に行ったら、ここ撮りたくなりますよね。いちおう3つの電車が写っています。暑くてあまりねばれないので、これで満足。
御茶ノ水へ行ったのは、電車を撮るためでもなく、カレーを食べるためでもありません。とはいえ、出かけたら美味しいものを食べたいので、小川軒でビーフカレーとレイズンウィッチをいただきました。
12時を少し過ぎていたので混んでいるかと思ったら、先客が1組のみ。その人たちが帰ったあとに、女性客が1人やって来ただけで、静かで、丁寧な接客で、お肉がたくさん入ったカレーが1000円はリピートしたいお店です。
でも、またいつ御茶ノ水へ行く用事があるか分からないので、レイズンウィッチもいただきました。甘さ控えめ。
そうそう、御茶ノ水へ行った目的は、関戸勇さんの写真展「花 虫 果 葉」を拝見するためでした。
お昼時にお邪魔してしまいましたが、いろいろお話を聞かせていただきました。様々な用紙を使うので、それに合わせて自分でプリントするそうです。作品にするなら顔料系プリンターが良いとのこと。写真家によっては気に入った色になるまで何枚も何十枚もプリントすると聞いたことがありますが、関戸さんは1枚、もしくは2枚程度だそうです。いっぱいプリントする人は下手なだけと笑っていました。
すべてスマホで撮ったものです。蝶あり、タケノコあり、向日葵あり…。大事なのは被写体へのまなざしとのこと。
細長い写真があったのでトリミングしているかなと思ったら、スマホのアスペクト比だからということでした。なるほどと納得。
大いに楽しんで自由に撮りたい、そう思わせてくれる写真展でした。
つづいて、新しいエコロジーとアート展へ
芸大美術館で開かれているアート展へと向かいます。
知念さんのストリングアートを拝見するのが第一の目的です。
バルコニーに展示されていたこともあり、外の景色にとけこんで、風を感じる作品でした。
もうひとつ見たかったのが川内倫子さんの写真。
写真集で見たことのある作品も展示されていました。
篠原雅武氏によると川内倫子さんの作品は以下のように解釈されるようです。
読みにくいので、以下、一部抜粋
本展示は、川内倫子の作品における、光の可能性を問うものである。
「物事を曖昧にし、脱・物資化する」光であるが、その曖昧さは、人間世界の硬直性を緩め、そこから逃れる道のりを差し示すものにもなっている。硬直的で単純化された「言葉」のシステムが公共世界を覆い尽くすなかで、私たちは現実世界の精妙さを感じる能力を摩滅させてきた。
難しくて、真の意味は分かったような、分からないような感じではありますが、ここちよい時間を過ごせました。
そして、上野公園の涼しげな噴水を見ながら帰途につきました。