富士フィルム Academy X「モノクロ写真撮影講座 中級編」でフィルターについて学ぶ その2

赤いマグロをモノクロで

モノクロ写真撮影講座の座学で最初に諏訪先生が見せてくれたのがマグロの寿司の写真でした。夕飯に中トロの寿司を買ったので、真似して撮ってみました。美味しそうに見えるかな。

モノクロで寿司

諏訪先生による講評

先週のセミナーで撮った写真の講評会がありました。諏訪先生のお話は分かりやすく的確です。参加者全員の写真に対する先生の講評をメモしたので、自分の備忘録として載せておきます。

フィルターについて

  • レンズを選ぶようにフィルターも選ぶ。
  • フィルターワークでイメージが変わるので、RAW現像をするにしても、撮る時点でイメージをしっかり持つ。
  • どのフィルターを選ぶかを現場でさらっと決められるようになるには、慣れが大事。テクニックを練習しておけば、いざという時に出来るようになる。
  • フィルターの効果の出かたは様々であり、実際に試して経験値を積むこと。
  • フィルターと同時に露出やコントラストも変える。例えば、Gフィルターを使って暗くなった場合は露出を、Rフィルターでコントラストが上がったらハイライト・シャドーコントロールを調整する。
  • フィルター無しというのもフィルターの一つと考え、使わない選択もある。
  • 逆光の空にはRフィルターの効果は少ない。
  • 電球を使った室内など、正しいホワイトバランスを設定してからフィルターを使う。
  • ファインダーをのぞいたままでボタン操作をすれば、トーンやフィルムシミュレーションの違いがよく分かる。

絵作りについて

  • 主役は何か、一番大事なものを決める。
  • 撮った後の写真は一人歩きするので、説明せずとも主役に目がいくようにする。
  • ワンポイントがあると絵になる。なにか面白い絵にできないか探ってみる。
  • 要素が3つ以上あるとまとまりにくい。
  • 脇役はカットして一部を残す。ちょっとカットすることで絵が変化する。
  • モノクロでは明るさの異なるものが目立つため、隅までよく見てカットする。
  • デジタル処理をするときは、明るさと色は分けて考える。
  • 被写体やその背景に関する知識があるとイメージが豊かになる。
  • セレクトも大事。

まとめ 経験値を積もう

初めてモノクロについて勉強しました。順番が逆になりましたが、初級講座が開催されたらまた参加したいと思っています。

一朝一夕に撮りたいように撮れるものではありません。なにより経験値を積むことが大切だと感じました。最低でも1日100枚撮るくらいの意気込みがないとだめですね。

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