おうちプリントの沼

同じデータなのに、プリント方法で色味が異なる

Lightroomの色空間はProPhotoRGBですが、Lightroomで補正した写真を(いったん書き出して保存することなく直接)Photoshopへを送り、白い背景に写真を載せて文字を入れようとすると、Photoshopの色空間であるsRGBへと変換をすることになります。

さて、文字入れが出来たら、いよいよプリントです。

そのままPhotoshopからプリントするか?エプソンプリターのプリント専用ソフトPrint Layoutを使うか?出来上がるプリントは同じだろうから、まぁどちらでいいだろうと思ったのですが…。なんと!色味がかなり違うことがわかりました。

1、Photoshopからプリントしたものは、こっくり濃いめです。

2、Print Layoutへ書き出してプリントしたものは明るく淡い色味になります。

3、では、文字入れせずにLightroomからそのままPrint Layoutへ書き出した写真の色味は、どうなるか…。1のPhotoshopから直接プリントしたものに近いです。

LightroomからPrint Layoutへ書き出されたものは、RAWだけでなくJPGもAdobeRGBに変換されています。それは、Print Layoutの下のサムネイルにマウスを当てると入力ファイルICCプロファイル:AdobeRGBとなっていることから分かります。

しかし、PhotoshopからPrint Layoutへ書き出されたJPGファイルは、ICCプロファイル:sRGBのままです。

では、1のPhotoshopから直接プリントしたファイルもsRGBなのに、なぜ、こっくり濃いめなのか?分かりませんが、PhotoshopからsRGBのJPGやPSDをプリントする場合は、Print Layoutを経由しないほうがよさそうです。

しかし、パソコンのディスプレイで見た色とプリントの色が一致するかどうかは別問題です(笑)。2の明るいふんわり気味のほうが好みの場合もあるでしょう。でも、私は、やはりプリンターの性能を最大限に発揮してプリントするほうを選ぼうと思います。

下の写真は沼に落ちたのではなく、沼に映った古代蓮です。

おうちプリントは、時には沼に落ちて道が分からなくなりますが、やっぱり楽しいな。

幻の花

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