クリスマスも近い23日、「人と人 街と人との縁から学ぶ」をコンセプトにした「京橋縁カレッジ」の2つの講座に参加しました。
会場は京橋エドグラン。メイン講師は神島美明さん。
受講者は、これまで神島先生が教えてこられた生徒さんたちがほとんどのようで、年齢も30代ぐらいの方が多い中、一緒に混ぜていただき勉強してきました。
スイーツフォト講座
午前中は、スイーツ撮影を専門にしているフォトグラファーJun Hondaさんによる「スイーツフォト講座」です。
京橋エドグラン1階にある「ToshiYoroizuka TOKYO」の開店を待って、さっそく教材となるスイーツを買いに行きました。
講座の会場となった京橋エドグランの3階にあるSENQ京橋は、“食” で日本をもっと元気にしようをテーマにしたオープンイノベーションオフィスです。
各自買ってきたスイーツはラウンジにある冷蔵庫にいったん入れて、まずはフォトグラファーJun Hondaさんによる講義が始まります。
スイーツ写真を撮るために大切なこと
1.スイーツの由来を知る。
例えばシュークリームのシューとは、フランス語でキャベツの意味。
jun Hondaさんのシュークリームの写真は衝撃的です▼
http://www.junhonda.com/wp-content/uploads/2016/05/0002.jpg
2.素材に旬の恵みを感じ、四季をイメージする。
3.作る過程を知る。
素材の化学変化やパティシエの想いなど・・・。
見た目がきれいなだけではない、本当によい写真とは
よい写真とは、ただきれいなだけでなく、ストーリーのある写真。撮る前に、まずスイーツの魅力を言葉で表現(言語化)してみよう。
ストーリーをどう表現するか
光で描く
光のないところで写真は撮れない。
- 光源は一つ
- 半逆光で
- レフ板を使う
色の違う光を混ぜない。
窓際で撮ればコントラストは高くなり、窓から離れれば弱くなる。被写体のイメージによりコントラストを変える。
背景を大切に
写真は被写体と背景で出来ている。背景はメッセージを補強するものであり、被写体の邪魔をしないように。
カトラリーの配置も重要。例えば、スプーンの上にスイーツを載せることで、ひとくちサイズの、食後のデザートであることが分かる。
全体が暖色系か寒色系かにより、背景やカトラリーも色を揃える。
美味しさを表す
- 固いのか柔らかいのか、食感はコントラストの違いで表現する。
- 温かさ冷たさは、色温度を変えて表現する。
- 鮮度は、光の当て方でツヤを表現する。
- 濃厚な味は鮮やかに、薄味は彩度を下げて、風味を明るさや色で表現する。
ToshiYoroizuka TOKYOのスイーツで実習
アプリコットは可愛いイメージで、カシスは大人の雰囲気で撮りたいと思い、選びました。
SENQ京橋は光がよく入る、広くてきれいなスペースです。皿やカトラリーなどはHonda先生がご用意くださったものをお借りしました。
お話を聞いて理解したつもりでしたが、はてさて、どう撮ったらいいのか皆目見当がつきません。
ふつうの写真になってしまいました・・・
細長いスイーツはどのようなアングルで撮ったらいいのかHonda先生にお聞きしたところ、俯瞰で上の面を撮るのがよいとのことでした。わたしはスイーツの断面も見せたかったので、真上からではなく、やや上の方から撮ってみることにしました。
そうすると、断面は見えますが、スイーツの下の方がすぼまってしまうので、カメラに搭載されている歪み補正の機能を初めて使ってみました。
あとで、Honda先生に写真を見ていただいたところ、椅子に乗るなどして高いところから望遠レンズを使って撮るといいとのことです。
もちろん味わうことも大事(笑)。実習後は、2つのケーキを完食しました\(^o^)/。
クリスマスイルミネーション講座
夕方からエドグランではライブクロッシングが開催されており、講座の前にまずはゴスペルの歌声を楽しみました。
素敵なイルミネーションの撮り方とは
最初に、ゲスト講師としてご参加くださったその江先生がお話くださいました。
まずはPモードで
美しいイルミネーションはPモードでも十分きれいに撮れるので、まずはPモードでスナップ的に。自分が気に入ったものに寄って撮るのもよい。
ショーウィンドウなどの写り込み、特に黒っぽいところに写ったイルミネーションを狙ってみる。
露出について
露出は、明るいものも暗いものも、すべて正解。自分が素敵だと感じたままに。イルミネーションの露出補正は、1段階ずつ大きくバラして撮ってみるとよい。
ホワイトバランスについて
晴天モードも試してみる。そのほかのモードも、フィルターの代わりとして使ってみる。
ピントについて
イルミネーション撮影では、ボケも表現のひとつ。
露光間ズームや多重露光も
シャッタースピード優先で長時間(2秒程度)露光し、その間にズーミングすれば普段見られないような絵柄も撮れる。最初の1秒はそのまま待って、残り1秒でズームするとよい。
普通にピントのあったものと、あえてボカしたものを重ねる多重露光も楽しもう。
丸の内で、いざ実習
その江先生の講義のあとに神島先生の作例も見せていただき、ふたつのグループに別れて丸の内仲通りへと向かいましたが、途中にもきれいなイルミネーションが満載で、なかなか丸の内にたどり着けません(笑)。
やっと到着
Merry Christmas to You !
仲通りではモデル撮影も
1年のすてきな締めくくりとなりました\(^o^)/。
余談、そして反省
こうしてブログ記事を書きながら思ったのは、会場となったSENQ京橋の様子や教材用のスイーツを買ったToshiYoroizuka TOKYOの店頭なども撮っておけばよかったということです。
ブログを書くことも趣味の一つなので、来年の課題となりました。
記事を読んでくれた人が見たいもの、知りたいものは何か?他人目線で考えて、写真を撮っておくことも大切だと感じました。
コメント
わぁ!すごく勉強になります!
美味しさを表す4つのポイント、参考にさせていただきます〜〜!
あおみわさん、こんにちは。
コメントいただき、うれしいです。
まずは早く食べたい気持ちをぐっとおさえることができるかどうかです(笑)。
照明はつけず、自然光の入る部屋で撮ってみてください。
ケーキ美味しそうですね
私も甘いもの大好きですが・・・でも 両党使いです。
写真いいですね・・
好きなものに真摯に取り組んでおられる なかよしさん 素晴らしいです。
未熟者には大変参考になります。
これからもいろいろ勉強させてください。