お風呂カフェ・ビバークで、伝わる記事の書き方と取材のコツを勉強してきました

11月25日、熊谷市にある「お風呂カフェ・ビバーク」で開かれた「伝わる記事の書き方、取材のコツ 写真の撮り方 実践講座」に参加しました。

講師は、埼玉新聞社編集局長の吉田俊一さんとタウン記者の森永陽子さんです。

午前中は座学。そして午後は、会場になっている温泉施設「お風呂カフェ・ビバーク」さんを取材して、実際に記事を書きます。

伝わる記事の書き方

少し時間が経ってしまい、記憶が確かでなくなってしまいましたが、忘れないようまとめてみます。

午前中の講義のまとめ

記事を書く心構え

記事とは伝えるための文章であり、日記や感想文、論文とは違う。自分を表現するものではない。旬の情報を探し、今書くべきことを選ぶ。

もちろん嘘はダメ。客観的事実であること。したがって、わからないことは書かない。

記事と取材の基礎

誰に向けて発信しようとしているのか。必要とされていることは何か。

すべては取材で決まる

取材ができていないと記事は書けない。

事前準備で8割が決まるので、あらかじめ質問メモを作っておくこと。そして、想定を超えた答えを引き出す。

できる限り現場へ出向く。自分の目で見て、声を聞き、曖昧なことや疑問点をなくす。

伝聞やネットの情報ではなく、一次(ナマ)情報が大事。

一番よく知っている人を探して聞く。また、複数の人から聞くこと。話を聞いた人の連絡先や年齢の確認をしておく。年齢を直接聞くより生年月日をたずねると、答えてもらいやすい。

固有名詞や数字はしっかり確認し、正確に。

ICレコーダーは保険であり、テープ起こしをすればよいと考えてはダメ。

真実はディーテール(細かな事象)に宿る。
聞いた話だけでなく、自分が見たもの、感じたことを具体的にメモする。

人物取材の場合は、時系列を確認する。

もう一つのWとH

通常の5W1H(Whenいつ  Whereどこで  Whoだれが  Whatなにを  Whyなぜ  Howどのように)のほかに、「Worth」価値と「Humanism」人間性が大切である。なんでも書けばよいと言うわけではなく、書かないことの意味も考える。

記事の種類

  • ストレートニュース
  • 話題もの
  • 解説
  • コラム
  • インタビュー
  • ルポルタージュ

記事により書き方が違うので、どの記事を書くのかをまず決める。

記事は逆三角形で

記事は起承転結ではなく、逆三角形で書く。

まずは重要なことを書き、その後で説明をつける。読者の関心を誘うことが大事。あれもこれもはダメ。一番のポイントを選び、二番三番は後で併記する。

最初の150文字(10行)で言い切る。

伝わる写真の基礎

伝わる記事の書き方

記事と見出しと写真は、三位一体である。

どんな写真を撮りたいかイメージを持つことが大切。参加者の楽しそうな様子やイベントの規模がわかる、心に伝わる写真を。

縦構図、横構図、右向き、左向き、上から、下からなど自分が動いて、できるだけたくさん撮っておくこと。

カメラ目線でない、生きた表情を撮るために

  • 写真は取材の後半で、リラックスしてきてから。
  • 目にピントを合わせる。横顔では手前の目にピント。目ぢからが出るように。
  • 頭にかかる線を入れない。

画像処理について

事実を変えてはいけない。

トリミング、色や階調の補正、傷やほこり、ノイズの除去はよい。

午後は、お風呂カフェ・ビバークで取材

伝わる記事の書き方

午後は、いよいよ実践練習です。

最初に、参加者全員で「お風呂カフェ・ビバーク」の特徴について話し合い、温泉施設でありながらボルダリングも楽しめるなど、アウトドアをコンセプトにした施設であることを記事にすると決めました。まずは施設経営担当の宮本さんからお話を伺い、取材させてもらいます。

現場の取材とお客さんへのインタビュー

「お風呂カフェ・ビバーク」を実際に見て回り、写真を撮ります。

ボルダリングを楽しむ女性に、お話を聞きました。隣の県から遊びに来たそうで、ビバークは今回が初めてとのことです。

お風呂カフェ・ビバーク

向こうに「ゆ」と書かれた暖簾が見えます。すぐに汗が流せますね(^o^)。

お風呂カフェ・ビバーク

レストランにはテントが張られ、キャンプ場の雰囲気です。

お風呂カフェ・ビバーク

カフェメニューも豊富で食欲をそそられます。

お風呂カフェ・ビバーク

おしゃれなインテリアはファミリー層や若い女性に好まれそうです。

お風呂カフェ・ビバーク

時節柄クリスマスグッズもいっぱいで、気分が盛り上がります。

お風呂カフェ・ビバーク

館内着に着替えた子供達がかわいいですね。

お風呂カフェ・ビバーク

課題記事と写真を提出

まず仮見出しを考え、要点を定めて書き始めます。

40分ほどかけ、10行で150文字の記事を書き、撮った写真の中から記事の内容にあう1枚を選んで提出します。それを吉田さんに修正してもらい、ひとりひとり講評していただきました。

私の記事と反省点

施設のコンセプトが今ひとつ掴めていなかったため、記事のポイントであるアウトドアのアピールが足りませんでした。

新聞記事ということを忘れ、自分が関心のある利用者層について書いてしまいました。失敗です。

今回のまとめ

今回勉強したことをもう一度よく思い出し、新聞記事とは違いますが、このブログをもっと楽しく、もっと役に立つものにしていきたいと思います。

講座を受けても、一朝一夕に上手くはなりません。練習あるのみ!

お風呂に入らずに帰ってしまったので、次はのんびり癒されに行きたいな。ありがとうございました。

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